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Voice3: 山形県立山形盲学校(山形県)

築50年の校内を塗装でリニューアル 生徒たちの安心と安全を守る対策とは

“触れることが学びとなるのに、触れることが不安になってしまう。少しでも安心して学校生活が送れるように「壁」のケアを考えた”

山形県上山市にある盲学校の荒井裕之校長に、視覚に障がいがある児童生徒さんたちが通う盲学校の対策についてお話ししてもらいます。

築50年の校内を「リニューアル塗装中」の山形盲学校では、リニューアルして校内がきれいになったとしても視覚に障がいがある児童生徒たちはそれを確認することができません。児童生徒たちにとって「校内のリニューアルはどんな意味があるのか」。校長は常に考えていたそうです。

「今の時代だからこそ、児童生徒たちが少しでも安全に過ごすことができ、気持ちの面でも安心感が得られることが大切だと思います」。

同時に、視覚に障がいがある児童生徒たちにとって、“壁”の重要性に着目したという校長。「児童生徒たちは校内を移動する時に壁を触って自分の位置を把握します。移動する時に壁を触るということは、日常を安全に過ごすために必要な行動ですが、それだけでなく自分で移動できるということは、児童生徒たちの自信や自立心につながっていくんです」。

校長は、そんな重要な「壁」のケアが全くできていないことに気付き、「壁」になんとか抗ウイルス・抗菌*¹*²対応ができないかと考え始めたといいます。

現在の校内対策は、アルコール消毒液での拭き取りを、スクールサポートスタッフ1名で1日数回行い、特にドアノブや階段の手すりなど共通で触れる部分を中心に消毒をしているそうです。

「児童生徒の安全を守るために、もっとできる対策はないか」。日々、できる限りの対策をしっかり行いつつも、先生方が児童生徒たちの気持ちになってさらなる安心を求めて試行錯誤している様子がインタビューを通して伝わってきました。

当初は学校の環境改善のためにきれいにする目的ではじめた「リニューアル塗装計画」でしたが、児童生徒たちが触る壁に抗ウイルス・抗菌塗装ができないかを追加で検討することにしたそうです。

“見えない、見えにくい児童生徒たちが触れる壁色の識別性に加え、触れることへの安心確保へ”

校内のリニューアル塗装が概ね仕上がってきた段階で視覚に障がいがある児童生徒たちに重要な「壁」のケアをしたいという思いが強まった荒井校長。

「校内をきれいな色合いにすることを考えての塗装、弱視の児童生徒たちのための明暗を分けての塗装は大体仕上がってきました。色が見えない、見えにくい児童生徒たちにとっての最適なリニューアル塗装とは何かを日々考えていました。その児童生徒たちがさらに安心して過ごせるためには、やはり学校内の接触する機会が多い場所を安心して触れる状態にすることが必要なんです」。そう思いを語ってくれた荒井校長がインターネットで出合ったのが、抗ウイルス・抗菌対応ができる塗料のプロテクトンでした。

まずは「プロテクトン インテリアウォールVK-200 DIY用」のサクラ色とマシュマロ色をインターネットで取り寄せ、テスト的に調理室のドア、壁面を塗装しました。「塗りやすく伸びが良い。これで抗ウイルス・抗菌対応ができるかもしれない。児童生徒たちの心の安心につながる」と感じたそうです。

校内のリニューアル塗装にプロテクトンを使用したいと思った荒井校長は、販売元の日本ペイントについて調べ始めました。日本ペイントが社会課題の解決のために塗料を提供したという社会貢献活動の記事をいくつか見つけ、糸口が見つかるかもしれないと、日本ペイント東北支店に直接連絡を入れました。校長の児童生徒たちを思う熱意が届き、今回の校内塗装リニューアルに「プロテクトン インテリアウォールVK-500」を無償提供してもらうことが決まったのです。

「プロテクトンの塗装は昇降口から主に小学部の児童が学ぶ教室のある学習棟までの壁、特に移動するときに手で触れる床面から高さ70cm~110cmのヵ所、トイレ入口の壁面、手で触れて自分の下足の位置を確認する昇降口に塗装することにしました」。

児童生徒の安全な学校生活には欠かせない場所をすべて塗装し、学校技能職員の方々、先生たちも協力し春休み中に完成させたそうです。

“まだまだ不安は多いが、安心して笑顔で学校生活を送ってほしい”

コロナ禍では学校生活にも大きな変化がありました。「登校時の検温、消毒に加え、給食の取り方も先生たちから配膳するスタイルに変更になっています。そして、あん摩マッサージ指圧師を目指す理療科の生徒たちは臨床実習が思うようにできなくなってしまっています」。

やりたい事ができない、いつもやっていた事ができない、校長は児童生徒たちのその悔しい気持ちを痛いほど感じたそうです。

盲学校の児童生徒たちにとっては、触れることが学びとなるのに、触れることに不安を感じていた毎日でした。「今回の塗装でそんな生徒たちの気持ちが少しでも軽くなり、安心して壁に触れて笑顔で校内を移動できるようになってほしい」という先生たちの思いが大きなプロジェクトにつながりました。

そして「同じような悩みを持っている他の学校や場所にプロテクトンが認知され広く使われることを祈っています」。校長は語ってくれました。

生徒たちが毎日を笑顔で過ごせるように。

  • 今回使用している塗料は「PROTECTON インテリアウォールVK-500」です。
  • *¹全てのウイルスや菌あるいは特定のウイルスや菌に対する効果を保証するものではありません。また、病気の予防や治療効果を⽰すものではありません。
  • *²効果の発現条件は商品により異なります。また、効果は実際の使用環境によっても異なります。


Profile/荒井裕之校長

平成30年4月~山形県立山形盲学校第18代校長として就任。 令和3年3月末まで。昭和59年4月~中学校技術科教員を始め、 県内の各特別支援学校に勤務。ものづくりに興味関心をもつ。 視覚障がいに配慮された学びの場として校舎建設に込められた思いを馳せて、 持続可能な視覚支援学校を描きながら校内の塗装リニューアルを教職員と進める。


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